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ガスコンロ→IHコンロへリフォーム
今回はキッチンのリフォーム事例をご紹介したいと思います。今までガスコンロを使用されていましたが、今後は安全性を重視してIHに変更したいとのご希望でした。機器の取替えそのものはさほど時間はかからないのですが、電力会社への事前申請や200Vコンセントの増設など、取替作業以外で何かと時間を要しますので参考になればと思います。
↓分電盤
キッチンに200Vのコンセントを増設するために、分電盤に200V用のブレーカーを設置する必要があります。今回のおうちは分電盤に1ヶ所空きがありましたので(写真の右上)、子ブレーカーを設けました。空きがない場合は、分電盤のとなりにもう一つ小さな分電盤を設置する必要があります。
↓施工前
ガスコンロの撤去と同時に、ガス配管を切断しキッチンの裏に納めます。
↓コンロ下の収納内
200Vのコンセントを設置しました(写真の右側)。左側のプレートはガス配管があった場所です。
分電盤~200Vコンセントまでは壁や床下を配線しました。特に壁の中を配線するのは結構大変で、この配線作業で2時間近くかかっています。
↓施工後
作業完了です!作業に要した時間は、電気配線作業+ガス配管撤去+コンロ取替えで3時間ほどです。
工事の当日までにしなければいけないことが契約プランの変更です。一般的には30アンペア~50アンペアぐらいのご家庭が多いのではないかと思いますが、IHコンロは電気の消費量が多いので契約プランを上げる必要があります。現場によっては、おうちに引き込んでいる電線を太くしないといけない場合があります。
お客様から工事のお申し込みを頂いてから電力会社とのやりとりをして、実際に工事ができるようになるまで数日~数週間かかります。○○電力といった電力会社ではなく、携帯電話会社等で電気を購入していらっしゃる場合は、より多くの時間を要します。また、契約している電力会社によってはお客さまから直接電話をしていただく必要があり、ご協力いただくこともあります。
設置商品に関して
今回設置したIHコンロはPanasonic製の「KZ-AN36S」です。
遠赤外線グリルのオートメニューが豊富で、料理のバリエーションが一気に増えそうですね。パネルの文字も大きく操作がしやすいのも特徴です。なによりグリル内は凹凸の少ない形状で、掃除がしやすいというのはうれしいですね。Panasonicの商品紹介ページリンクを貼っておきますので参考にしてください。
https://sumai.panasonic.jp/ihcook/lineup/product.php?id=a_series